前回から、”事業再構築補助金”に関する
メルマガを連載して、展開中です。
苅田はサラリーマン時代、経済産業省の
補助金には大変恩恵を受けましたし、
その使い方を熟知している経験もあります。
その経験をベースに紹介していきます。
今日は、その3回目として、
重要な3つのキーワードの内、
二つ目を紹介しましょう!
◆経済産業省補助金の「運用面」
における重要な考え方を理解するための
<3つのキーワード>は以下です。
・申請~交付~実施の段階:
一つ目のキーワードは5文字の
【目的外使用】⇒前回メルマガにて紹介!
・実績報告~確定検査の段階:
二つ目のキーワードは5文字の
【概算払制度】⇒今回
・フォローアップ~年次報告の段階:
三つ目のキーワードは4文字の
【△△△△】⇒次回のメルマガにて紹介!
◆【概算払制度】の説明の前に・・・
補助金申請時の最初のステップを紹介しておきます。
最近の補助金申請は、すべて電子申請です。
よって、事前に電子申請のアカウントを取得しましょう。
取得しなければいけないのは、
「GビズIDプライムアカウント」です。
取得に2週間ほどかかりますので、
早めに取得手続きを済ませておいてくださいね。
ちなみに私(苅田)は3月初めに取得済みです。
申請から取得まで、約2週間を要しました。
経済産業省の登録サイトを貼り付けておきます。
↓↓↓
◆概算払制度とは・・・
次の例で判りやすく説明しましょう!
あなたが、3千万円の新たな新規事業構築を計画し、
今回の事業再構築補助金のGETにチャレンジします。
大変な申請書を準備して申請した結果、
幸いにも認可されました!
わ~い、
超嬉しいですね・・・
でもでも、実行に際して先立つものは資金です。
実は、3千万の内訳は、
・1千万円(1/3)は自己負担
・2千万円(2/3)は国からの補助金
となっています。
さあ、1千万円は何とか準備出来た。
あとは国からの2千万円の補助金の入金を待って、
実施に移そう!!!!
と思うのは大間違いです。
1年間の実施期間で3千万円を使う訳ですが、
(1)この3千万円は、まずは
・全額をあなたが準備しなければいけない
(2)1年間の実施終了後に、様々な書類を準備して
・2千万円の補助金の請求を行い、認められたら
漸くあなたの銀行口座に2千万円が振り込まれる
はあ~意味不明・・・と思わないでください。
これが補助金の基本ルールなのです。
これが【概算払制度】ということです。
多くの申請する方は、全額自己資金では
難しいでしょうから、早めに金融機関と
相談しておくことをお勧めします。
◆補助金交付後の【目的外使用】に注意・・・
前回メルマガで詳しく解説しました。
100%、2千万円の実行分が補助されるとは
限らないのが、この補助金の世界!!
【目的外使用】と解釈されると
その部分の補助は実行されません。
典型的な例は、
前回メルマガで示したように
”実施計画書に記載した経費”
と
”実際に使用した経費”
が異なる場合です。
たとえば、
・補助金申請書類に記載している設備の
発注名称などが全く異なり、
中身も実施計画と異なるものだった
というもの。
確定検査などで指摘されて、
補助金の対象として認められない、
ということ。
そうなると、全額自費となります。
補助金の
”行きはよいよい、帰りはこわい”
は理解できましたか?
でも、本当に怖い話は、
次のメルマガの内容となります。
<編集後記>
三つ目のキーワードは、
フォローアップ~年次報告の段階で
特に注意すべきシステムがあります。
2021-03-10|カテゴリー:新着情報