東京オリンピックが閉幕しました。
メダル獲得祭りの後の寂しさが来るのでしょうか?
いいえ、いよいよ我々不動産投資家にとって
近来稀に見る”重要イベント”となるであろう、
晴海フラッグ(選手村後の分譲マンション)の第2期
申し込みがこの秋にやってきます。
勿論、この巨大なマンション群に好き嫌いは当然あります。
ゴミ埋立地、液状化の可能性、など否定的な事実や
嫌う見解をサポートする内容は盛り沢山。
しかし・・・東京都中央区に新築分譲される
マンションとしての価格が2~3割ほど安いこともまた事実。
◆なぜ、坪250万円(最低価格帯)~300万円(平均価格帯)
が可能になるのか?
このからくりは、土地が異様に安い価格で、
開発業者に払い下げられたからです。
その経緯は、ネットでいろいろ調査すれば出て来ますが、
要点はつぎのとうり。
(1)2016年に東京都(地主)から、開発業者(11社)に
1m2あたり、9万7千円程度で売却された。
13.3万m2の土地値のトータルは、129億6千万円だった。
*1m2あたり、9万円は、西多摩郡の超田舎のレベルだそうです!
(2)中央区の近隣の土地値の公示価格は、1m2あたり132万円。
ある研究会の試算では、1m2あたり120万円が妥当で、
そうすると1611億2千万円が本来の売却価格。
よって、その差額は、1481億円にも達する。
◆中央区の新築マンションは、少し調査すると坪~400万円。
よって、どうみても坪~100万円のディスカウント価格で
晴海フラッグは売却される見込みです。
現時点では、
・サンビレッジ(1089戸)、
・パークビレッジ(915戸)、
・シービレッジ(686戸)、
の3区画の4145戸が分譲され始めています。
後は、
・タワマン2棟(500戸?×2)
・賃貸区画のポートビレッジ(1487戸)
がこれから建設となり、
2024年4月から入居開始となるようです。
街全体で1万5千人~2万人ほどになるらしい。
◆晴海フラッグの安い価格の妥当性を試算してみます。
(超概算の計算ですので、あしからず。)
まず、戸数ですが、タワマン2棟の100戸をプラスして、
全戸数が約6600戸とします。
土地値の差額は、当然ながらマンション購入者に
反映(利益供与という側面)されますので、少々荒っぽい試算ですが、
安く払い下げられた差額1481億円を
総戸数の6600戸で割り算してみると、1戸当たりは
2240万円のディスカウントとなる計算です。
例えば、
80m2で約7500万円、坪単価~300万円
の部屋ですと、この価格が中央区の現状販売価格よりも
2240万円安くなっているというイメージです。
仮に、上記で言うところの正当な価格で払い下げられた場合、
開発業者としては、上記7500万円の部屋は
2240万円プラスして、9740万円で売る必要があります。
坪単価にすると、丁度400万円になります。
バッチリ、計算が合いましたね、
◆まとめ
東京都から開発業者へ安い土地値で
払い下げられたその差額(約1480億円)が、
1戸当たりの坪単価の低減(400万円⇒300万円)
に見事に反映されていることが数値的にも
検証されました。
私は、この事実以上に東京都がこの新しい街の
整備に数百億円をかけている事実も
見逃してはならないと思っています。
駐車場はすべて地下で、行き来も自由。
省エネシステムなど多くの最先端の
街づくりがなされています。
勝どき駅からの徒歩15~20分が唯一のハンディですが、
私の個人的な見解としては、都内で
新規マンション購入を検討されているなら、
有力候補として検討されてOKと思います。
さらに、投資家としてみた場合、晴海フラッグの
魅力は更に増します。
このあたりは、極秘内容ですので、
苅田アカデミー限定で8月の会員セミナーにて
紹介していこうと思っています。
2021-08-09|カテゴリー:新着情報